【24卒必見】逆質問を攻略して内定のチャンスを掴もう!

いざ臨んだ面接終盤、担当者から「何か質問はありますか?」と聞かれたとき、一体なんと答えるのが正しいのでしょうか?

「逆質問」の機会をうまく活用できずに悩んでいる方、この記事をぜひ参考にしてみてください。

逆質問とは?

面接試験では、多くの場合において最後に「何か質問はありませんか?」と学生から質問をする機会を与えられます。

これがいわゆる「逆質問」。学生から人事に対して質問することをこのように呼んでいます。

この「逆質問」の時間は、実は自分をアピールするには持ってこいのシチュエーション。

何も質問をせずに終了してしまうのはもったいないので、この機会を十分活用するためにも、しっかりとした準備をしたうえで面接に臨みましょう。

逆質問が求められる理由

面接で必ずといっていいほど聞かれる「逆質問」。では、なぜ企業は「逆質問」求めるのでしょうか。

学生の疑問を解消したいから

まずは、単純に学生の疑問を解消する目的が挙げられます。

実際に入社してから「思っていたイメージと違った」というミスマッチによる早期離職を生まないためにも、企業を正確に理解してもらうために逆質問を相互理解の機会として利用しています。

人材がすぐに離職するのは会社にとって非常に大きな損害です。入社後の定着率を高めるためにも、逆質問は重要な機会となっています。

志望者の志望度を測りたい

理由の一つには学生の入社に対する意欲の大きさを知る意図もあります。

「質問」は、相手に対して興味を示す一つの行為です。
事前に企業の資料やSNSをチェックしているかどうか、そもそも本当に知りたいことを聞いているのかなど、企業側は簡単に見抜きます。

事前の下調べと準備は、仕事の段取りとして大切なことの一つ。面接に臨むにあたって準備してきたかどうかも、同時に見られていると思っていたほうがよいでしょう。

また、的確な質問ができる人というのは、入社後の自分を想像して面接に臨んでいると捉えられる場合が多いです。

働くことを具体的にイメージすると、どんな部署でどのように働けるのか、またそれに付随した配置転換や転勤、働く環境についてなど色々なことが気になるものです。

積極的かつ具体的に働くことをしっかりイメージしている学生には、好印象を持つ面接官が多いように思えます。

志望先の企業や業界に特化しない抽象的な質問は、目の前の企業に「実は興味がない」と思われてしまうかもしれません。

質問力・コミュニケーション能力のチェック

逆質問には、仕事をしていく上で必要なコミュニケーション力を確かめたい・・という意図も含まれています。

コミュニケーション能力の高さは、今や職種を問わずに高いことが必須スキルとなっています。その中でも、自分の知りたいことを相手から引き出す「質問力」のスキルをここでは確かめようとしているのです。

もし仕事の現場で分からないことがある場合、最初のうちは質問して解消することが必須。
当たり前ですが、分からないまま進めてしまうことは大きなミスにつながってしまうからです。

逆質問に対してさらに質問をされることもよくあるパターンです。質問したことに対して、「あなたはどう思いますか」と返ってくるかもしれません。

そのようなときにきちんと答えられるように準備をしておくことも大切です。

逆質問をする際のポイント

ここからは逆質問をする時に覚えておくと良いポイントを紹介します。

  • 調べればわかるHPに書いてあるようなことは聞かない

事前に会社のSNSやHPをチェックして、企業研究を済ませておくことは必須です。企業側も当然、その状態で面接に臨んでくるであろうことを期待しています。

例えば、すでにHPやSNSで「企業理念」については詳しく紹介されているのにも関わらず、逆質問をする際に「御社の企業理念はどのようなものですか?」と質問するのは、いかがなものでしょう。
これは、企業研究を十分にしていないことを自ら公言しているようなもの。企業にそこまで興味を持っていない学生だと判断され、せっかく質問をしたにも関わらず、返って印象が悪くなってしまう可能性もあります。

質問をする際には、すでに紹介されているところから一歩先の質問をするように心がけましょう。

  • 明確な意図を持って質問する

逆質問をする内容と、そこから何を知りたいのかという意図を明確にしておきましょう。

ポイントを絞ることで、相手も答えやすくなる配慮にもなり、また自分がわかりやすい回答を得やすくなるので、わかりやすく、できるだけシンプルな内容で質問することをおすすめします。

万が一面接官が質問の意図を誤解をしてしまい、欲しい回答とは違う内容に会話が外れてしまうと、せっかくの質問が活きません。

面接全体に言えることだと思いますが、質問された時と同じく、自分が質問をする際も気を付けて伝えるようにしましょう。

  • 相手に合った質問をする

面接をしてくださる方々の立場は、会社によって様々です。
人事や総務はもちろん、年の近い社員や、社長や社員が担当することもあり、逆質問をする際にはその相手に合わせることが求められます。

例えば、現場での細かい働き方や情報を上役の社長や役員に聞いたとしても、あまり適切な回答は期待できません。福利厚生などの人事関連の話題を、人事以外の人に聞いたとしても同じです。

なので、逆質問をする際には相手に合わせて柔軟に!がポイントです。

相手の立場にあわせて、内容を変えて質問できるように準備しておきましょう。

相手に合った逆質問ができれば、相手も適切な情報を学生に伝えることができることに加え、好印象を与えることができます。

逆質問はほとんどの場合で最後の方にされることが多いです。良い印象で面接が終われるようにしっかり準備をしていく必要があります。

逆質問の具体例

ここからは具体的に逆質問の例を紹介していきます。
あくまでも例文なので、実際の面接の際には、オリジナリティを盛り込んで臨んでください。また、質問をしたあとの自分の答えも必要です。

入社後の業務内容についての逆質問

具体的な業務内容を把握しておくためにも聞いておきましょう。特に、部署の管理職が出席しているときは、積極的に聞いてみることをおすすめします。

・1日の仕事の流れを教えてください。
・研修期間を教えてください。
・業務の中で特に達成感を感じることができるエピソードを教えてください。
・繁忙期はいつ頃でしょうか。(部署も添えるとベター)
・リーダーやマネージャーとして活躍するためにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。また、どんな勉強をする必要がありますか?
・御社の社員の中で在宅ワークの制度を活用しているのはどれくらいの方がいらっしゃるのでしょうか。

今後の経営戦略・事業戦略についての逆質問

この質問は、社長や役員などが出席する最終面接向きの質問です。
入社後、社長や役員と話す機会は非常に少ない場合も多いので、この機会にコミュニケーションをとって会社のビジョンを聞いてみましょう。

・業界の中で特に御社が強みとしていることは何でしょうか。もし弱みもあれば教えてください。
・御社の理念を拝見し共感しました。実際に取り組まれていることを教えてください。
・御社の5年後10年後のビジョンを教えてください。

企業の文化・社風についての逆質問

ミスマッチを防ぐためにチェックしておく必要があるのが文化や社風です。
OB訪問の機会がなかった人は特に、この機会に聞いておくと良いでしょう。
現場社員が面接官として参加している場合は、働く現場の雰囲気が分かるような質問を積極的にしてみることがおすすめです。

・どのような社員の方が多くいらっしゃいますか?タイプなど教えてください。
・御社の社風を教えてください。
・飲み会など、社員同士の交流機会はありますか?頻度も教えてください。
・楽しかった社内行事のエピソードはありますか?
・御社では地域活動を行っていると聞きました。ぜひ、その取り組みを教えてください。
・御社ではどのような方が活躍されていらっしゃいますか?傾向も教えてください。

まとめ

逆質問は、いうまでもなく、疑問を解消できるチャンスの場です。でもそれだけではなく、自分の熱意やコミュニケーション力を相手に伝える絶好のタイミングでもあります。
例文通りの質問をするのではなく、その場の雰囲気に合わせて、自分の知りたいことを質問しましょう。
その際、無理して興味のない逆質問をしても逆効果になることがあります。また、アピールしたいからと言って質問ではないことを面接官に伝えるのもNGです。
あくまでも、自分が知りたいことを解決する場として活用してみてください。

逆質問の機会をうまく活用して、内定獲得のチャンスをつかみましょう!

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