【23卒必見】キャラ付けを意識したスマート就活 就活アドバイザーインタビュー第6弾

今回は、東京理科大学修士2年生の内田翔太(うちだしょうた)さんに、『キャラ付けを意識したスマート就活』について伺ってきました。(2808文字)

登場人物

内田翔太さん
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東京理科大学修士2年 22卒
志望業界:デベロッパー、私鉄
得意な面談:ESに関するアドバイス

小林正弥
このブログの著者
キャリアエッセンスブログ担当インターン生
金沢大学フロンティア工学類3年

公務員志望からデベロッパーへ まちづくりへの想いとは

ーーまずは具体的な就活スケジュールを教えてください

内田 自分はまちづくりをしたいという想いがあって、初めは国土交通省や経済産業省などの国家公務員を目指していました。

公務員試験に向けた勉強は学部4年の頃からやっていましたね。

でも、修士1年時に省庁のインターンに参加した際に、「自分のやりたいこととは違うな」と思ってしまったんですよね。

そこから初めて民間企業を見るようになって、まちづくりへの想いからデベロッパーや私鉄などを志望するようになりました。

その後、秋冬のインターンで志望業界の中でも自身の方向性が決まっていって、本選考に望んだという経緯になります。

ーーまちづくりへの興味や、公務員志望というのはどうやって生まれたんでしょうか?

まちづくりに関しては、最寄り駅の再開発という原体験が大きいですね。

埼玉の浦和駅が最寄りだったんですが、もともとは駅の近くにコンビニが1つあるだけで改札も1つしか無いような寂しい感じの駅だったんですよね。

それが再開発によって、本屋さんとカフェの複合施設ができたり改札が増えたりして、自分の生活も便利になったし、なにより人のライフスタイルを可視化できるまで変わったというのが衝撃的でした。

その経験からまちづくりに興味を持つようになりましたね。

そのなかでも、初め公務員を志望していた理由はシンプルで、より多くの人に大きな影響を与えられると思っていたからです。

ーー夏のインターンを通して「公務員は違う」と感じたというお話でしたが、どういった部分でそれを感じたのでしょうか?

それに関しては、まちづくりへの「アプローチの違い」という部分が大きかったですね。

そもそも自分がまちづくりに興味を持ったのは、先程言ったように、形のあるものが出来上がって人びとの生活が可視化できるように変わったというのがきっかけだったんですよね。

だから、どちらかというと実際にまちづくりに深く携わりたいと思っていたんですが、省庁は法整備をメインでやっていて、形のないものを作っている感じだったので志望度が下がってしまいました。

『価値を更新し続ける』という軸

ーー企業選びの軸はどんなところに置いていましたか?

企業選びの軸は3つありまして、1つ目は「人に大きな影響を与えること」、2つ目は「価値を更新し続けられること」、そして3つ目が「挑戦できること」でした。

ーー「価値を更新し続ける」という軸は新鮮に感じたのですが、これはどんなところから来たのでしょうか?

これも2つ理由があって、1つ目は、この変化の時代の中で価値を常に更新し続けないと生き残っていけないと感じているからです。

2つ目は自分の大学の部活での原体験が大きく関わっています。

自分は大学でラクロス部に所属していたのですが、ラクロスは競技人口2万人程度のスポーツなんです。

そんなスポーツの1チームという小さいコミュニティにいたわけなんですが、そのたった4年間でもチームの環境や価値がとても変化していったんですよね。

この原体験も受けて、ビジネスの場ではさらに変化に対応して価値を更新していかなければいけないと感じるようになりました。

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選考では「自分のキャラ付け」が最重要!

ーー選考対策は具体的にどんなことをしていましたか?

そうですね、全てに共通することとして「自分らしさを出す」ことを何より大切にしていました。

いわゆるキャラ付けの部分ですね。

ESや面接やGDなど、どの選考においても企業の人事の方が聞きたいことって「君ってどんな人なの」というところだと思うんですよね。

だから、自分自身のキャラ付けの部分はかなり意識して取り組んでいました。

ーー「自分らしさを出す」という部分では自己分析で自分を知ることがとても重要だと思うのですが、自己分析をする際に何か意識していたことはありましたか?

自己分析について言うと、インプットとアウトプットを意識していましたね。ツールとしては、インプットは主にES、アウトプットは面接練習で取り組んでいました。

ESって1社で3つくらい設問があります。「志望動機」と「自己PR」と「ガクチカ」のように。

このうち「自己PR」と「ガクチカ」は過去に基づくもので、「志望動機」は未来を語るものですよね。この「過去」と「未来」に一貫性をもたせることが自己分析において重要だと思っていたので、そこは意識していましたね。

ESで落ちてしまう一番の原因もここにあると思っています。

つまり「志望動機」で現れている人物像と、他2つの内容に現われている人物像が乖離していると落とされてしまうということです。

そういう意味では、やはり「自分らしさ」や「キャラ付け」といったことが大事なのかもしれません。

ーー他に選考対策で意識していたことなどあれば教えてください。

そうですね、またESの話にはなるんですが、5段階構成で書くことを意識していました。

この5段階構成というのは論文を書くときの構造と全く一緒なんですね。

背景・目的

課題

施策

結果

考察

の5段階です。

就活の場合は「結論ファースト」が重要なので、この5段階の前に結論を述べるイメージです。

就活中に他の人と相互にESを添削していて思ったのは、5段階のうち「背景・目的」を抜かして書いている場合が多いことです。

結論のあとにすぐ「課題」を書いてしまうケースが多いのですが、これだとその人がその取り組みをする理由が足りなくなってしまうんですよね。

例えば自分の場合だと、「より高みを目指せる場所を求めてラクロス部に入った」という背景があって、「部活のリーグが降格した」という課題に対して、施策を打って昇格させたというガクチカがあります。

このガクチカでもし背景の部分がなかったら、なんだか味気ないものになってしまいますよね。

「背景・目的」があることでその人の想いも伝わるので、先程から述べている「キャラ付け」にもつながると思います。

就活生へのメッセージ

ーー今就活をしている後輩に向けてメッセージをお願いします。

そうですね、「就活を楽しんでほしい」と思います。

就活って苦戦するものなので、厳しいしきついと思うんですね。でも、普段出会うことのない同期の学生や社会人との出会いの場でもあったり、今まで触れることがなかった新たな価値観に触れる機会になったりもするので、就活の一つひとつの過程をうまく楽しんでいただけたらなと。

そうすることで結果的に自分が納得する就職活動にもなると思うので、ぜひ楽しんで就活をしてください。

ーーありがとうございます。最後に、内田さんの面談につなげるために、内田さんの得意なアドバイス項目があれば教えていただきたいです。

一番得意なのはESですね。夏にESで失敗をしてから改善をして、秋冬以降はESで落とされたことはほとんどなかったので、失敗も踏まえたいいアドバイスができると思います。

あとは、自分は特にデベロッパーを志望していたので、同じような業界を志望している方のお話はぜひお聞きしたいと思います。

もちろん他の業界志望の人も大歓迎です。

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