【大手3社内定者インタビュー】スカウトを駆使した逆転就活!東洋大学22卒

先日、大手企業3社に内定された東洋大学4年生の狩俣さんへインタビューを行いました。

この記事ではそのインタビュー内容をまとめ、就活の流れから、スカウトサービスを利用した就活の極意就活における重要な考え方など、22卒新規内定者の生の声を紹介しています。

これからサマーインターンに参加する23卒のみなさんにとってとても有益な情報を伺うことができたので、ぜひ参考にしてください!

【登場人物】

キャリアエッセンス代表(画像右上)
一橋大学卒、伊藤忠商事→リクルートを経てキャリアエッセンスを起業

今回のインタビュー対象者(画像左上)
22卒 東洋大学4年生 大手3企業に内定

キャリアエッセンスブログ担当インターン(著者)(画像下)
23卒 金沢大学3年

「悲観的ポジティブ」がもたらしたスカウト就活での成功

改めまして、いつから就活始めたか伺ってもよろしいでしょうか。

2年生の3月ぐらいですね。
そんなに自分は能力値が高い人間とは思っていないので、このままいくと4年生で1個も内定ないんじゃないかみたいな漠然とした不安がありまして。自分よりも上の大学の人たちと戦っていくためにも前もっての積み重ねがないと勝てないと思ったので、だいぶ早めに始めました。

早く動かなければいけないという認識はどこから生まれたんでしょうか?
先輩が遅く動いていたから、自分も遅くなってしまったという人は多いと思うのですが。

このままだと自分のような人間はどこからも内定もらえないんじゃないかっていう、悲観的なところが僕の原動力だと思います。一番初めの漕ぎ出しはそこですね。そういった積極性は自分にはあると思っていて、よく「悲観的ポジティブ」って自分のことを言ってます。

「悲観的ポジティブ」とはどういった意味でしょうか?

ポジティブには「積極的に」って意味もあるので、駄目な人間だからこのままでいいや、じゃなくて、それを直すためにはどうすればいいんだろうということを考えて、いいと思ったことには積極的に取り組むというところで自分のことを悲観的ポジティブと言ってます。

すごいなあ、名言だな。

ちなみにサマーインターンは結構受けてたんですか。

そうですねサマーインターンはかなり。多分40社ぐらいです。

そんなに!?それはワンデーとか早期選考などを含めてトータルで40社?

そうですね色々含めて40くらい。主に夏で行きましたね。なので本選考に関しては4社しか受けていないんですよ。自分に合うと感じたところを狙い撃ちでした。

なるほど。どのようにインターンの目的を設定してその40社を選んだのでしょうか。

自分のやりたいことなどが見えていなかったので、自分の好きな物とか興味を持つものを探し出す意味で、スカウト型を使っていました。そしてスカウトが来たところに全部参加する形で、業種を選ばなかったですね。関係ないところも全部行って、その中から消去法で削っていく感じでした。

なるほど。僕がレコメンドするやり方をまさにやってる感じだね。
やっぱり学生ってまだやりたいことがわからないし、圧倒的に知ってる量が少ないから、まずは「知る」ことをやった方がいいよって言っていて。
じゃあとにかく夏はDMで案内が来たところに片っ端から行って、ちょっとずつ絞ると。

はい。説明会受けていると、早く終わんないかなって思ってしまう企業も正直あるわけですよ。でも逆にこの企業面白いと思えるものもあったので、まずはそれらを分類しました。興味ない企業はなんでそう思ったのか考えたり、逆に面白かった企業はどこに魅力を感じたのかを言語化して絞りつつ、自己分析も兼ねていたという感じです。

すごい。僕がいつもイベントのときに言っていることをまさにやってくれていた感じですね。
夏場40社受けて、いいなと思った4社だけ本選考で受けたということですか。それで4分の3内定したと。

そうですね。残りの1社も、ベンチャーだったんですが、自分に合ってるのかなっていう確認のために受けた感じで。落とされたってことはやっぱり合ってなかったんだなって思えましたね。

なるほど。内定はいつぐらいに出たんでしょう。

一番早かった企業に関しては9月ぐらいに内定でした。他の2社に関しても、確か1月の下旬には出ていた気がします。早期選考でしたね。スカウトで8月ぐらいからのインターンの案内が来て、そこから継続して関係を築いたという感じです。

選考対策(面接 ガクチカ グルディス)

選考対策として、特にこだわってやっていたことはありますか?面接やグループディスカッションなどそれぞれあると思いますが。

面接に関しては、あえて原稿を作りませんでした。もちろん、絶対に伝えなきゃいけない部分に関しては若干作りましたが。でもそれ以外の部分では、こういうことを聞かれたらこのエピソードを話そうとある程度考えておくだけで原稿は作りませんでしたね。面接はちょっと年上の人との敬語のお喋りだと思っていたので、ありのままに話せるようにあえて作りませんでした。

あえて作らなかったのは、会話を楽しむとか弾ませることで採用につながると思ったからですか?

そうですね。あとは自分の素を見せるというか、何か変にいい人ぶるじゃないですけど、仮面被って受かったとしても、その仮面、結局取るじゃないですか。そのときに辛くなるのかなって感じたので。ありのままの自分を見て欲しかったところはあると思います。
嘘つくのがちょっと苦手というか嫌いというか、御社が第1志望です以外は嘘つかないって決めていたので。

なるほど〜
他にこだわって選考対策したことはありますか?

エントリーシートはだいぶ早く取り掛かりました。スカウトサービスにガクチカとか書かないとスカウト来ないので。その文章はちょうど去年の今頃にできていましたね。先輩に何回も何回も添削してもらって、もうこの文章で決まりだっていう400文字くらいものが。

ガクチカについてよく皆さん聞きたがるんですが、ガクチカをつくる際に狩俣さんが意識されていたことはありましたか?

ガクチカを書くに当たって、「組織に所属していて〜」っていうことを挙げるケースが多いと思うんですけど、その所属している組織の中で自分はどういった役割なのかを意識することは、やっていて良かったなって。この組織にはこれが足りないから自分が率先してカバーしていこうだったり。

組織の一員としてどういう力を発揮するかっていうことですね。なるほどね。

それを意識することで、例えばアルバイトでも立ち回りが変わってくると思うんですよね。店長がちょっと怖くて学生と店長間に話しにくさがある。でもコミュニケーションが円滑でないとトラブルが起きてしまう。だからその摩擦を軽減するために、店長と学生の間を持って双方に話を振るようにするっていう意識だけでも立ち回りって変わると思います。たかがバイトですけど、これもガクチカに使えるんですよね。「私は学生と店長間の摩擦に気付き…」みたいに。この役割意識というのは、後輩にはよく言っていますね。

いや〜本当に就活生の鑑ですね。素晴らしいな。
グループディスカッションではなにか意識したことありますか?

正直グルディスに対しては苦手意識があったんですよね。その中で意識したことといえば、足りないところを補うことですね。チームの中で、この人はリーダーシップ発揮するなとかこの人はこういう役割だなっていうのがあると思うんです。その中で、こういう係はいないとか、こういう面のアイディアを出すのは苦手だろうと考えて、そこを補う形で動きました。あとは、楽しくじゃないですけど、ちょっと寡黙な人がいたら話を振ったりとかは意識していましたよ。

チームの足りないとこに合わせて自分を柔軟に変化させながら、チームのパフォーマンスが出るように頑張ったということですね。

はい。チームで誰か1人、正直いらないよねっていう状態は悲しいと思ったので、チーム全員で作るようにすることはだいぶ意識しました

キャリアエッセンスのサービス「ジョブティ」について

営業の体験をするテスト(ジョブティ)を受けてもらったと思うんですが、実際就活にどう役立ったか教えていただきたいです。

そうですね、一番大きかったのは僕の描いてた営業と全く違ったってことですね。営業って熱く語って熱意で押し切るものだとイメージしていたんですけど、実際やってみたら意外と暖簾に腕押しな感じで、説得しようと思ったけどすでに納得されちゃってるなって。そこの乖離に気付けたのは良かったです。
あとは、自分の提供するものに対してこれがベストだって、心の底から思えていないと僕は営業向いてないと思いましたね。嘘がつけないので。もし営業に就くのであれば扱っている商品が、本当に自信を持って素晴らしいものですって言えるものじゃないといけないなと。でもそれを新卒の就活で知るのは難しいよなと思いながら。その難しさに気づけたのはだいぶ大きかったかな。

めちゃめちゃジョブティ役に立ってるな、なるほど。
他にもう一つくらいなにかありますか?

いくつか企業がある中で、どの企業にアプローチするか(デスクワーク編)もすごい悩んだ記憶があります。マイクミュートにして、制限時間の中で焦りながら1人で黙々とやってた記憶が。脳の普段使っていない部分を使ってる感じがして面白くもあり、苦労もしたという感じでした(笑)

話しているのは、キャリアエッセンスの「ジョブティ -日本初、体験型就活サービス-」です。これは、実際に業務を体験していただくことで、たったの90分であなたの実務上の実力を測ることができる画期的な就活サービスです。あなたが今まで気づかなかった自身の強みをっ見つけるきっかけになると同時に、学歴だけでは測ることができない本当の仕事力を磨くことができます。今後の選考に向けて、ぜひお試しください。

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学歴フィルターを感じたことは無し!その極意とは

僕からの質問はこんな感じで、マサヤが聞きたかった質問しましょうか?

はい。まず1つ目の質問なんですが、学歴フィルターを痛感したことはありましたか?

学歴フィルターを痛感したことは正直ないです。学歴フィルターをかけるぐらいの超大手を受けてないっていうのはあるかもしれないですけど、僕自身は全く学歴フィルターを感じたことはなかったですね。

なるほど。それはスカウトサービスを主で使っていて、そこからのアプローチが多かったからでしょうか?

そうですね。向こうが求めてくるので、感じなかったというのもあります。自分から応募するものもあったんですけど、あまり学歴フィルターは感じることはなかったです。
あと正直、学歴フィルターあるのはしょうもないじゃないですけど、自分と合ってないんだなって思って切り捨てるというか、価値観が合ってないって考えていました。

たしかにそうですよね。ありがとうございます。
次の質問です。高学歴でなく、学歴フィルターに引っかかってしまう人は、就活において妥協も必要なんでしょうか?周りのご友人の雰囲気なども含めてどうでしょう?

妥協という言い方はすみません。大変失礼なんですが。学歴フィルターがありそうな超トップ企業は、断念した方が正直早いって思うのかどうか。ぶっちゃけベースの話になると思うんですけどどうでしょう?

周りの人は妥協はあったと思います。そもそも選考に落ちてしまったということも(周りの人は)あったので。僕自身はやっぱりスカウトを使っていて、声かけてくれたところにアプローチする形だったので、そういったことは感じませんでしたね。
かつ、仮に妥協したとしても自分より上の人たちは絶対いると思うので、その人たちに勝つにはどうするかを考えるようにしていましたね。自分は、早稲田大学とか東大に行った狩俣くんっていう分身を作って、こいつに勝つためには何が足りないか、学歴以外で勝るにはどうしたらいいかを考えていました。こいつ(早稲田や東大に行った狩俣くん)は人前で発表するのが苦手だ。だから発表うまくなろうとか。発表に慣れてきたらまたその分身(発表力を備えた東大の狩俣くん)を作って次何が足りないかを考えて、っていうのをひたすら繰り返して、他の世界線の狩俣くんに勝つように頑張っていました。

後輩へ、就活に向けてのメッセージ

最後に、これから就活する後輩の学生さん方に対してメッセージをお願いします。

就職をゴールにしないで欲しいというのはありますね。働いてみて結局、嫌になったから途中で辞めちゃうみたいな人を結構周りで聞くんですよね。それって多分、就活で内定をもらうことがゴールになっちゃってるのかなって。そもそも就活ってスタートじゃないですか。(転職など視野に入れなければ)大学の4年間以上働くであろう企業なわけですから。就職とかお仕事って人生の目的を叶える手段だと思うので、それを目的にしないで欲しいっていうところは伝えたいですね。あと自己分析などは就職だけで終わらせないでほしいです。自分はどういう人間かっていうのは常に考えた方がいい。これが伝えたいメッセージですかね。こんなんでよろしいですか。

いや〜、達観した考え方を持たれていて素晴らしかったです。
ありがとうございました。

ありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。

今回は東洋大学22卒の狩俣さんにインタビューを受けていただきました。

気さくで話しやすい雰囲気を持つ一方で、自身の考え方の芯をしっかりと持っていると感じました。

就職後もぜひ頑張って下さい!

>納得内定&入社後活躍のために

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