「秋冬のインターンに申し込んでいるんだけど、毎回ESで落とされる」「本選考のESとインターンのESって違うの?インターンESの特徴が知りたい!」
この記事ではそんな就活生の声に応えるべく、インターンESの特徴や書き方を例文付きで説明していきます。今後の皆さんの就活に役立ててください!
そもそもESとは?
エントリーシート(以下ES)とはその名の通り、多くの企業で、エントリーの際に課される書類のことです。
お題は様々ありますが、代表的なものに「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」「自己PR」「志望動機」があります。
入社するためのエントリーはもちろんですが、インターンシップに参加する際にもESが必要になってきます。
また、ESは選考の最初に課されることが多く、ここで自分をうまくアピールできるようになればその後の選考につながります。
いずれにせよESは、最初に直接企業の人事の目に触れるものです。ですから、ESの内容や書き方があなたの選考に大きな影響を及ぼすことは間違いありません。
企業がインターンESで見ていること
企業がインターンのESで知りたいことは大きく3つあります。それは、「最低限の文章力があるかどうか」「学生の価値観やバックグラウンド」「インターンの志望度」です。
最低限の文章力の有無
選考の手間がかからないES選考を初期の選考に行うことを考えると、ES選考は足切りの意味合いが強いと考えられます。
そう考えたときの足切りの基準として考えられるのが「最低限の文章力の有無」ではないでしょうか?
結論ファーストで分かりやすく書かれているか、構成が整っているかどうかは重要視していると考えられます。
また、ESにはある程度決まった「型」があります。その型にエピソードをうまく当てはめられているかどうかもポイントになっています。
価値観やバックグラウンド
「価値観やバックグラウンド」もES選考で重要視されていると考えて良いでしょう。
自社の雰囲気や考え方に合う人材なのか、自社で活かせそうな経験やバックグラウンドを持っているか、といったポイントはチェックされているのではないでしょうか。
本選考のESでは当然のことですが、インターンでもなるべく自社にマッチする人材に参加してもらいたいはずです。
より志望企業に合ったエピソードをチョイスできるように、自分自身を深ぼることはもちろん、相手(応募企業)のこともしっかり知っておかなければいけません。
インターンの志望度
さらに、インターンのES特有のポイントとして「インターンの志望度」もメインで見られているでしょう。
なぜなら、企業はよりやる気のある学生にインターンに参加してほしいからです。
ここでも、自分と相手のことをしっかりと理解した上で、より企業の人に刺さるように志望度をアピールしていくことが大切です。
インターンESの書き方&例文
基本的にESは、①結論→②背景→③課題→④施策→⑤結果→⑥考察という構成で書くことが推奨されています。
特に②背景は、気をつけないと抜かして書いてしまうケースが多いです。
これがないと、課題に対して取り組んだ背景が伝わらず、人となりが伝わりづらいESになってしまうので要注意です。
また、ESの一貫性についても意識する必要があります。
1つのESの中で一貫性を保つことはもちろんですが、1つの企業の選考で3つESがある場合は、その3つのESにも一貫性を持たせなければいけません。
例えば、ガクチカで「部活のキャプテンとしてチームを優勝に導いた」と書いているにも関わらず、自己PRで「言われたことを着実にこなすことが強み」と書くのはなんだか違う感じがしますよね。
企業が求めている人材を知った上で、そこに対して自分のキャラをしっかりと定義&アピールしていくことが選考通過の鍵です。
ESのひとつひとつを点で捉えるのではなく、それらが合わさることで「あなた」という人物が浮かび上がってくるようなイメージで書いてみるのが良いかもしれません。
志望動機の例文
私がインターンシップに参加したのは、貴社が掲げている「イノベーションを通して、人々と社会をエンパワーメントする」という企業理念に共感し、インターンシップを通じてそのエッセンスを学ぶことで自分の将来を考える糧としたいと考えたからです。
幼少期から上海やフィリピンといったアジアの外国で暮らし、アメリカへの留学をした私は日本のサービス精神や質へのこだわりといった強みを再発見することができた一方で、諸外国と比べて日本で暮らす人々や社会にパワーがないのではないかと感じ、日本を活気づけられるようなことがしたいと考えていました。
貴社はそれを、イノベーションを通じて実行しようとしており、貴社のインターンシップでその取り組みをより知りたいと思います。
自己PRの例文
私は小学生の就農体験がきっかけで農業に興味を持ち、大学では農学を専攻すべく〇〇大学に入学しました。私が入学した学部は1年時の成績を基に学部の振り分けが行われていました。前期はサークル、バイトに励みながら勉強し、すべてを完璧にこなそうと考えていましたが成績が振るわず、農学部への進学が危ぶまれました。
そこで、自分の軸を再確認し、後期は心を入れ替えて勉学に励むことを決意しました。
サークルやバイトを辞め、友達付き合いも減らしました。一日10時間の勉強時間をノルマとして課しました。
誘惑に負けず、一心不乱に半年間勉学に励んだ結果、後期では前期を遥かに上回る成績を収め、憧れの農学部に進学することができました。
この経験は、目標達成のために全力でやり抜くことができる自分の強みを体現しています。