【24卒必見!】企業研究のススメ

自分がどのような企業に行くべきなのか、納得した上で選考に進むために必要なのが「企業研究」

この記事では企業研究を行う理由と目的をわかりやすく解説し、また具体的な企業研究の手法についても紹介していきます。

企業研究って何?

企業研究は自分が入社する企業を選ぶために必要な手段の一つです。

ここを間違えると、就活そのものが失敗になる恐れもあるため、しっかりとチェックしておきましょう。

その目的とは

企業研究とは、企業への理解を深める作業ですが、調査の一番の目的は

「自分の思考と合う企業を判断するため」です。

あの企業で働きたい・・とまずは理想やイメージをベースに就活を始める方も多いでしょう。

しかし、その企業が必ずしも自分に合っているとは限りません。企業研究はそれを確かめるために重要なフェーズと言えます。

また、各企業に提出する「志望動機」にも企業研究は深く関わっています。

企業への熱意や入社意欲をアピールするのは当たり前ですが、その内容にはリアリティを持たせる必要があり、そのためには企業への理解を深めておくことが求められます。

企業に納得してもらえる志望動機を作成するためにも、企業研究は必要なのです。

企業研究のポイント

ここからは企業研究をする際に意識しておくと良いポイントの紹介です。

①何を知りたくて調べているか・・を意識する

特に意識せずに企業について調べると、自分の好みかどうか、という観点だけで企業を見てしまうこともしばしば。

企業が求めている人材がどんな人物かを理解し、それぞれの企業に適した自己アピールを作成するために行う・・ということも覚えておきましょう。

また、自分の中での優先順位・就活の軸・テーマを明確にしておくことで企業研究はよりスムーズに進みます。

なんだか良さそうに見える・・などというぼんやりした視点で企業研究を行うのではなく、

何が、どうして良く見えるのか、自分の中で一つずつ深掘りしながら進めていくことが必要です。

②企業の強みを調べる

従業員数や事業内容、企業理念などの基本情報についてはもちろん抑えておく必要があります。加えて、その企業の強みも抑えておきましょう。

これは、よりよい志望動機の作成にもつながります。

取り扱っている主力の商品やサービスについては存分に理解を深めておきましょう。

③競合との比較

競合や同業他社との比較は企業研究に必須です。

志望企業1社を集中的に調べて手に入る情報はもちろん重要ですが、比較することでさらにプラスαな情報が手に入ります。

また、比べることで同業他社よりも魅力的で優れている箇所など「この企業でなくてはならない理由」が明確化していきます。

これは企業研究の目的の1つ「志望動機の明確化」にもつながるポイントです。

比べる際には、規模やターゲットなど、なるべく同じ条件の企業と比べていくこと。

この過程は納得して選考に進むために必要な1ステップです。

④企業の方向性・考え方を知ろう

企業が今後どのようなことに力を入れようとしているのか、また今後の方向性を知ることは、企業研究の中でも重要なパートです。

HPに記載されている企業理念など、企業の基盤となる情報ももちろん要チェックですが、現代の就活においてSNSは外すことのできないツールです。

企業がメディアを通じて情報発信することが当たり前の時代、SNSは最新情報が簡単に手に入るとても便利なフィールドと言えるでしょう。

気軽に情報収集することから企業研究を始めてみるのもおすすめです。

企業情報からピックアップするべき箇所とは?

自分の条件に当てはまるか、考えとマッチする企業であるかを確認するために行う企業研究ですが、それを判断するにはいくつかのポイントがあります。

ここからは企業のどこをチェックしていくべきか、意識して調べるべきポイントを紹介していきます。

1、基本情報を抑えよう

まずは基本的な情報を確認しましょう。

・経営陣の基本情報

名前や職歴、社長の挨拶まで、経営に関わっていると思われる方々の基本的な情報を押さえておきましょう。

・企業情報

設立された年や資本金など、企業がどのくらいの規模なのかも確認しておきましょう。

どんな歴史を持った企業なのかも合わせて調査しておくと、より理解も深まります。

・企業理念

企業理念は、企業が目指している方向性です。ここで、自分の考えと企業の考えが同じ方向を向いているかが判断できます。理念と自分の考えがマッチしている部分をノートなどにまとめておくことで、志望度合いや軸がより明確化されるのでおすすめです。

・事業内容の確認

企業が取り扱っているサービスや商品、また企業がどんなターゲットから利益を得ているのかを確認します。この部分は、自分がもしこの企業で働くことになった場合、どこに向けて仕事をするのかという把握にも繋がるので要チェック。企業によっては様々なターゲットを設定している場合もありますが、この部分で自分の軸と企業の方針をすり合わせることができます。

・社風や雰囲気の確認

男女比に止まらず、平均年齢や働き方、また研修の実態や職場がどんな雰囲気なのかは事前に調べておきましょう。

当たり前ですが、社会人になると1日のほとんどを会社で過ごすことになります。満足した生活を送る上で、自分の求めている働き方と企業の就業環境がマッチしているのかどうかを調べることはとても重要なパートと言えるでしょう。

・勤務条件

給与や勤務地、また残業の度合いや、休日が年間で何日あるのかも確認しておく必要があります。

プライベートとのバランスをどのように取っていくかのポイントとなるので、自分のワークライフバランスをイメージしながら確認しましょう。

2、同業他社との比較

比較をすることで手に入る情報が多くあることから、同業他社との比較は必須です。

ターゲット・取引先

主なターゲットと取引先の違いを確認します。法人相手なのか(BtoB)もしくは個人を顧客として取り扱っているBtoCの事業がメインなのかを確認します。

取引の規模・営業先のメインが変わってくるのでその部分を確認しましょう。

売上高などの違い

事業規模の違い、すなわち売上・従業員数などをもとに違いを比較します。

もし他社と比べて規模が小さい場合も、そのメリットや自分の軸とマッチした部分を見つけてアピールができます。もしデメリットが大きい場合は、その理由を把握することで正しい判断ができるでしょう。

比較企業よりも優れて魅力的な点

魅力的で優れていると思う箇所をピックアップします。ピックアップ後には自分の軸の方向性とのすり合わせもしておくとより良いです。

「〜だから選びました」と堂々と言えるような、その企業ならではの魅力を見つけましょう。

比較企業と比べて劣っている点

ネガティブな部分を自分の中で把握することで、自分の中で本当に行きたいかどうかの確認もできることに加え、そうだとしても行きたい!と志望動機を明確化することもできます。なぜネガティブな部分を認識してまでも行きたいのか、と自分の中の志望動機を掘り下げることもできるので、自分の軸をより明確化することにも繋がります。

企業研究の実践的方法

様々な方法を用いて行う企業研究。ここからは実際にどのような方法で企業研究を行っていくかを説明します。

企業のHP(採用HP含む)

企業のHPには、経営理念を含んだ基本情報が掲載されていますが、その中でも企業がどのように自社を表現しているかという点に注目してみましょう。ターゲットへのアピール方法は、企業が自社のどの部分を一番をアピールしたいのかを示しています。

また、最新の業績データを確認する際にも企業のHPは役立ちます。

IR情報・企業データなどのページで、その会社の財務状況を確認しましょう。

業界地図・四季報

業界地図には、業界のトレンド情報や市場でのシェアの情報がまとめて掲載されています。主要な産業ごとにグループごとの売上やライバル関係までが確認できるので、企業同士の関係性を確認するのにも役立ちます。

業界全体の動きや情報を収集するのに、業界地図は非常に役立ちます。

四季報

企業の経営状況を表す情報を簡単に手に入れるのに便利なもの、それが四季報です。

業績情報が細かく記載されており、純利益、経常利益も一発でわかります。

企業HPからこれらの情報を集めようとするとかなりの手間がかかりますが、四季報があれば簡単に情報収集が可能です。

会社説明会への参加

説明会で企業についての情報を収集するのはもちろん必要な過程ですが、それだけでは不十分です。自分で事前に調べた事象や仮説が正しいかどうかを確かめるための場と認識して、参加しましょう。

事前に調べてから参加することで、企業への理解が深まることはもちろん、企業に対してのアピールに繋がる場合もあります。

OB・OG訪問

就業状況や実際に働いてみての意見など、疑問の解決に最も繋がるのがこちらの方法です。

わからないことをただ教えてもらう・・というスタンスでの訪問はおすすめしません。まっさらな情報で参加するのではなく、ここでも事前に情報を集めてから、自分なりの考えを持って先輩に会いにいきましょう。

まとめ

企業研究は、納得して企業へ入社するために欠かせない作業の1つです。

想像だけで就活を進めることは、働き始めてからの「こんなはずじゃなかった・・」を招きます。事前に正しい方法で企業研究を進めましょう。

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