【新規就活生必見】業界研究・企業分析の基本

「ある程度自己分析も終わったし、次は業界研究・企業分析だ。でも何すればいいんだろう」

「ていうかそもそも業界研究・企業分析って何のためにやるの?」

最初で最後の就活、何をとってもわからないことだらけですよね。

業界研究や企業分析はあなたが働く場所や環境、賃金などに直接関係してくる部分なので、就活の中でも特に重要な段階です。

業界研究や企業分析はよくわからないけれど、自分が働くことになる場所だから絶対に失敗したくない!

そんなあなたに向けてこの記事では、業界研究・企業分析それぞれの特徴を始め、目的ややり方までをおおまかに解説していきます。

この記事を読んで、納得のいく業界・企業選びを実現させましょう!

1.業界研究・企業分析とは

業界研究

業界とは企業の事業内容をもとにした分類であり、金融業界や広告業界、自動車業界などその種類は多岐にわたります。

業界にはそれぞれに決まった職種や業務内容の特徴があり、就活においてそれを知ることはかなり重要です。

業界研究は、数ある業界の中であなたが興味のある業界について、その特徴や業務内容を深堀り、イメージから実際に迫っていくための作業と言えるでしょう。

現在その業界が社会にどのように影響を与えているのか、社会からどんな影響を受けてどのように発展(もしくは衰退)しているのかなどを正しく把握することで、自身の志望業界を決定する手助けになります。

これは就活において絶対に欠かしてはならない作業です。

企業分析

企業とは、営利目的である事業を計画的かつ継続して行う組織のことです。(こんな説明をしなくてもわかるとは思いますが)

様々な業界の輪があって、その中に企業といういくつもの点が存在しているイメージです。

ですので、企業分析は業界分析に比べてさらに一段深い層を分析するということになります。

業界を絞り込んだあとに、その業界に属している企業の中から自分に合う条件で企業を絞り込み、選んだ企業が実際にどのような業務をやっていていくらくらいの利益が出ているかなどを分析していくのです。

実際に深く調べることで企業の状態が見えてきて、就職先選びの大きな軸になりえます。

2.業界研究

業界研究の目的

業界分析をする目的は大きく分けて二つあります。

①業界を絞るため

②その業界の理解を深めるため

このそれぞれについて探っていきましょう。

①業界を絞るため

まずは業界を絞るという目的で業界研究をしてみるのが良いでしょう。

というのも、おそらく多くの就活生は業界について多くは知らず、メディアないしはドラマなどによる勝手なイメージを抱いてしまっている可能性が高いからです。

様々な業界を幅広く知ることによって、自分のやりたいことや得意なこととのミスマッチや、就職後のなんか違う感の予防になるのです。

②その業界の理解を深めるため

ある程度業界を絞ることができたら、その業界についてさらに理解を深める必要が出てきます。

その業界の注目度や特徴はもちろん、他の業界との関係性や社会全体における立ち位置なども細かく調査しておく必要があります。

そうすることでその業界を深く知ることができ、結果的にあなたの良い選択に結びつくというわけです。

業界研究のやり方

業界研究で調べるべきポイントは三つあります。それは、関係性, 現状, 将来性です。

関係性。これは主に社会全体の中でのその業界の立ち位置や、他業界との関係のことを指しています。

よりマクロな視点で市場を見渡すことにより、その業界がどのような役割を果たしており、どのように影響を与えているのかが見えてくるでしょう。

現状と将来性は、いずれも時間軸に沿った業界の見方です。この部分では主に、時間によって変化していく事柄や数値を中心に追っていくと良いでしょう。

現状では、現在その業界にどれくらいのお金が回っているのかといったことや、社会情勢やパンデミックによってどのような影響を受けているかを調べ上げてみてください。

現状の理解を確固たるものにしたら、将来性に向かいましょう。

将来性では、その業界が将来どうなっているかという視点を持って調査しましょう。特にAI技術が発展しているこの時代、約30年後には現在ある職業のうち65%がなくなるとも言われています。

自身のキャリアプランとも相談し、将来性も見極めた上で業界の選択をしましょう。

3.企業分析

企業分析の目的

企業分析の目的は大きく分けて二つあります。

①企業を理解するため

②自身とのマッチ度を知るため

それぞれについて大まかにご説明します。

①企業を理解するため

業界研究と同じように、客観的な視点で企業を理解することはとても重要です。

それこそ、他の企業との関係性や、売上や利益などの最近の動向、そして将来の成長見込みといった部分は企業分析でも欠かしてはいけません。

さらに、企業を理解するというのは選考の際の対策にもなります。

書類選考では、企業のどういった部分に貢献できるかは述べたほうがいいですし、面接においても企業を理解しておくことで答えられる質問もかなりあるでしょう。

②自身とのマッチ度を知るため

企業分析は、自分が実際に受ける可能性のある企業を分析することが多いので、この視点もかなり重要になってきます。所在地を始め、給料や従業員数、社内の雰囲気に渡るまで隅々まで調べ上げることをおすすめします。

本気になって分析・調査することでよりあなたにあった企業選びを実現できます。

もちろん、客観的に企業を分析し評価することも大切ですが、企業分析は自分の主観も大事にしながら進めていきましょう。

企業分析のやり方

先程も述べたように、他企業との関係性や売上・利益、将来性は業界分析と同様、必ず調べましょう。

それに加えて企業分析では、会社概要、事業内容、競合企業、ビジョンや考え方、仕事に関する情報(給与や待遇など)なども大事になってきます。

業界分析にも言えることですが、これらの内容を様々な媒体を使って調べ上げましょう。

ここにいくつかおすすめの情報収集手段をご紹介します。

・イベントへの参加
企業や大きな団体が開催している場合が多いので、信用性は高い。また、立派な経歴を持った社会人の方が登壇するケースも多いので、直接生の声を聞けるという意味ではかなり刺激になるのではないだろうか。同年代の就活生との接点にもなりうる。

・OBOG訪問
OBOG訪問は、より近しい年齢の人から生の声を聞けるのが最大の強み。さほど緊張することもなく、場合によっては業界の裏まで教えてもらえるかもしれない。OBOG訪問専用のアプリなども存在し、大学名や職種別に絞り込むことができるので、同じ大学の先輩や自分が目指している業界のOBOGの方にもアプローチがしやすい。

・書籍や雑誌
図などによって可視化された状態の業界地図や企業間の関係性がわかる。さらに、すべての業界が万遍なくまとめられているものが多いので、業界全体や企業間の関係性を体系的に理解したい人にはうってつけの手段。

・Webサイト
さまざまな情報が飛び交っているため見極めが必要である一方、情報量は圧倒的であり、深く調べることにより、裏情報を手に入れることもできる。(もちろん見極めは必要ですよ)

・新聞
かなり信用性が高く、幅広く情報を得ることができる。世の中の大まかな流れや社会の動向を観察するのに有用。それに加え情報がタイムリーなので、あるハプニングに対する業界ないしは企業の動向などがわかりやすい。

・ニュースアプリ
シンプルかつ手軽に業界や企業に関する情報を手に入れられる手段。スマホ一台でいつでも見ることができるので、通学中や移動中などのスキマ時間に情報を集めることができる。さらに、トピックごとにニュースがまとめられていることが多いので、欲しい情報のジャンルが決まっているときに使いやすい。

まとめ

業界研究と企業分析の概要を掴むことができたでしょうか。

「知る」ことはとても重要なことです。

自己分析で自分を知り、業界研究・企業分析で社会のことを知る。

就活における分析とは、あなたの人生を左右する行為であり、それによって人生が決まると言っても過言ではありません。(もちろんやり直しはいくらでも効きますが!)

分析・調査を怠ることなく、より自分が満足のいく選択肢を選べることを願っています。

この記事がその一助になれば幸いです。

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